梅雨が長かったある年、花壇に植えていた花がほとんど全滅してしまいました。
思い入れのある花ばかりだったのでショックでした。なかには近所の店では取り扱いがなくてネットで探して取り寄せた苗なども植えていました。
どうにかして花壇を以前のように戻せたら・・・
そこで枯れずに残っている部分から芽を切り取って挿し芽で花壇を再生していくことにしました。
挿し芽の作成手順
挿し芽の作成は以下のように行っていきます
1. 元気な芽の先端を数センチ切り取る
2. 切り取った芽の茎を水につけて数時間、吸水させる。
発根促進剤(メネデール、オキシベロン、ルートン等)を使うと良い。
3. 肥料が含まれていない土に挿す
4. 明るい日陰に置く
5. 常に土が湿っているようにこまめに水やりする
6. 約2-3週間後に発根するので、発根したら鉢に植え替える
早速、挿し芽の作成に挑戦してみた。なお、筆者は今回初めて挿し芽に挑戦した。
はじめたのは真夏日。発根促進剤は持っていないので水だけ与えてみた。
結果・・・
初めて挑戦した挿し芽は全て失敗に終わってしまった。
挿し芽成功のポイント
初めての挿し芽が失敗に終わり、その後も引き続き挿し芽を作り続けた。
色々と試しながらやっているうちに、次第に挿し芽が成功するようになってきた
挿し芽を成功させるために重要なポイントは以下の2つ。
挿し芽成功のポイント
・発根促進剤(メネデール、オキシベロン、ルートン等)を使う
※使わなくても挿し芽を成功させる事はできるけど、使った方が圧倒的に早く成功させられるのでおすすめです。
・挿し芽可能な時期は 3月下旬ー5月上旬か10月下旬-12月上旬
※植物の種類によってバラつきはありますがこの時期であれば大体上手くいくことが多いです。
発根促進剤について
筆者が挿し芽を作る際に、
・切り取った挿し穂の切り口を水に浸す時
・挿し穂を土に挿した後に水やりをする時
それぞれ水だけを与える場合と発根促進剤を水に混ぜて与える場合とではどれくらいの差があるか比較してみました。
結果は以下のとおり
水だけで挿し芽を行う場合・・・成功率20~30%
発根促進剤を薄めた水を使用した場合・・・成功率70~80%
※筆者比。筆者は発根促進剤として主にメネデールを使用
水だけでも挿し芽は作れるけど、発根促進剤を使用することで挿し芽作成の効率が圧倒的に上がるということが分かりました。
挿し芽がうまくいかない時はまず、発根促進剤を試してみるのがおすすめです。
<発根促進剤の種類>
発根促進剤には大きく分けて2種類あり、活力剤とホルモン剤に分けられます。
活力剤には栄養成分が含まれており成長を促進してくれます。
ホルモン剤には様々な植物ホルモンが配合されており植物の発根を促してくれますが、野菜や果物などの食用作物には使用が禁止されているものがあるので注意が必要です。
また形状については粉末状と液体状のものがあります。
よく使われる発根促進剤の特徴は以下のとおり。
メネデール
メネデールはパッケージに「植物活力剤」と記載があるように、挿し芽に使用する以外にも弱った植物を復活させたい時にも使える。
メネデールの良い点
・液体状で使いやすい ・食用作物を含むほとんどの植物に使用可 ・挿し芽作成時以外にも栄養補給剤としても使える
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↑ 植物の栄養補給のために水やりの水に混ぜて日常的に使うことが出来ます。
オキシベロン
オキシベロンはホルモン剤の発根促進剤。粉末タイプと液体状のタイプがある。
オキシベロンの良い点
・液体状タイプもあるので使いやすい ・ホルモン剤
価格:2,800円 |
ルートン
ルートンはホルモン剤の発根促進剤。食用作物以外の挿し芽に使用可能。こちらは石原バイオサイエンスのもの。ルートンは他にも住友化学園芸から15g入りで発売されている。
ルートンの良い点
・ホルモン剤 ・入手しやすい
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挿し芽に最適な時期
挿し芽のベストシーズンは
3月下旬ー5月上旬 もしくは 10月下旬-12月上旬
植物の種類や環境によってバラつきはありますが、筆者が住む地域(関東のやや内陸寄り)では挿し芽に最適と感じる時期は上記のとおりでした。
どの植物についても、挿し芽に一番適しているのはその植物がよく成長する時期の少し手前の頃がベストシーズンです。
また、冬の時期でも室内の窓際などで管理すれば12月以降でも発根させることができました。
一方で夏場は屋外、屋内ともにほとんど全ての植物について挿し芽が成功しませんでした。
※例外として宿根ネメシアは真夏でも挿し芽が成功しました。ただし土が乾かないようにこまめな水やりが必要です。葉水にはこの自動式スプレーが手が疲れにくいのでおすすめです。(電池不要)
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挿し芽に適した時期はその植物がよく成長する時期の少し前ですが、その時期に行うと挿し芽もよく根が伸びるし挿し穂を切り取られた元の木も回復することができます。
しかし挿し芽をつくっても発根する前に暑いまたは寒い時期に入ってしまうと挿し芽は枯れてしまいます。
※挿し穂の選び方
挿し芽は親株の特徴をそのまま受け継ぐため、なるべく病気・害虫に侵されていない部分を探します。
そして、その中から今年伸びた太くて元気な茎を切り取ります。
切り取る際に切り口が不潔だったり、潰れてしまったりしていると挿し芽の成功率が一気に下がってしまうので清潔で切れ味の良いはさみを使うようにします。
切り取る時には何度もはさみを当てるのではなく1回で確実に挿し穂を切り取って、挿し穂を傷つけないようにします。
適当にしてしまいがちな作業ですが、この部分を慎重にするかどうかが挿し芽の成功率にも影響してきます。
ちなみに筆者はこのはさみセットを使っています。花ばさみも枝切りはさみも2年程度使用していますが切れ味良く1度でスパッと切り取れます。
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※土について
通常、挿し芽や挿し木を行う際には新品の鹿沼土や赤玉土を使います。
・鹿沼土 ・・・保水性、排水性、通気性に優れる。有機質がほとんど含まれていないので新品の場合は菌の繁殖の心配が少ない。酸性のため植えるのに向かない植物がある。
・赤玉土 ・・・鹿沼土と同じく保水性排水性通気性に優れる。こちらも無機なので菌の繁殖がほとんどない。弱酸性のため様々な植物に使用することが出来る。しかし潰れて粉上になると通気性や排水性が悪くなってしまう。
挿し芽に最適な数種類の土がブレンドされている挿し芽用の土もあります。こちらの土には発根促進剤もブレンドされているので、別で発根促進剤を用意する手間が省けます。
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